ステビアの歴史
ステビアの歴史
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ステビアは、南米パラグアイとブラジルの国境、
ステビアと言っても実に150以上の種があります。 |
しかし、私達が普段イメージする「ステビア」はあの甘いステビアであり、
その中でも甘味料として使われるものは、150種以上もある品種の中で、
ただの一種だけです。
これが、分類上「ステビア・レバウディアナ・ベルトニー」という名称で呼ばれており、
アメリカを始めとした世界各国で「低カロリーな甘味料」として、大変重宝されています。
その葉は、食べてみるだけで、甘さが口中いっぱいに広がります。
スペインの古文書では、南米のパラグアイで、なんと400年も前から、 先住民である「グアラニー族」が好んで飲んでいた「マテ茶」に、 ステビアの葉を混ぜて甘味付けに使用していたという記述がされていました。 |
ですがパラグアイでは十分な研究を行うことができず、
日本で栽培方法や甘味成分などの詳細な研究がされるまで、
世界に紹介されませんでした。
1970年、北海道農林試験場の住田氏により、ステビアの種子が
日本に持ち込まれて、様々な研究を重ねられました。
砂糖より甘みのある植物由来の天然甘味料として、1971年に、
守田化学工業株式会社によって、世界に先駆けて製品化されました。
当初、「葉」が甘味料の原料になるのに対して、
しかし、この単なる廃棄物であった茎を、 |
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ここからできるみかんがとても甘くて美味しく、 「ステビアの茎が良質な肥料として機能した」 |
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現在では、ステビアから抽出される原料は、
・「葉」の部分から作られる『甘味料』
・「葉と茎の両方」を丸ごと発酵させて作る
『ステビア発酵エキス』
の2つに分かれ、それぞれ、
食品添加物と美容・健康製品
に用途が分かれているのです。
甘味料の方は、着実に飴や歯磨きなどに採用されながら開発は進み、
ついに大塚製薬が「ポカリスエットステビア」を開発します。
その後、2,000年前後のニアウォーターブームが火付けとなり、
完全にステビアの需要は決定的なものとなりました。
最近では、日本コカ・コーラが8年ぶりにステビアの葉から抽出した、
植物由来の甘味料+砂糖の「コカ・コーラ ライフ」を発売しました。
コカ・コーラが初めて植物由来の甘味料を使った商品をリリースし、
そしてその甘味料がステビアであることで大きく注目されました。
あのコカ・コーラが2007年に24もの特許を申請して、ステビア甘味料を研究・製品化してきたことからも、このステビアのポテンシャルを窺うことができます。
また、健康の方では様々な美容品、健康食品に関しての商品がリリースされております。
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そして、その効果は農業の方でも活かされ、 あの茎を肥料に使ったみかん農家さんのように、 「ステビア農法」というものが活発です。 |
ステビアを土に混ぜることによって、土の中の微生物の餌となり、
元気になった微生物が土を良くしたり、植物が肥料を吸収する手伝いをします。
また、ステビア由来の乳酸菌によって、病害低減にも貢献します。
元気な土で、病気や外注に負けずにすくすく育った農産物は美味しく、
これらは、「ステビア農産物」というブランドを確立しているのです。
ステビアは様々な可能性を秘めた神秘の植物として、
日々、更に研究が進められているのです。
また、現在まで、多種に渡る安全性実験をクリアし、
安全な甘味料であることも証明されています。
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